夢を生み出す作詞の心

先日、好きなアーティストの歌詞カードを眺めていて気付いたのですが、歌詞というのはとても詩に近いですよね。文章のように『これをした次の状況が、こうなっている』というような原因と結果がはっきりしているものばかりではないし、言葉選びもとても抒情的だからです。それに、これは詩とも違いますが、日本語と外国語が混ざっているものが多いのも、特徴かもしれません。
たとえば小説に突然英語が出ていたら、登場人物が外国人とか、店の看板の文字だったとか、何かしらの説明、それこそ先ほど書いた原因が必要になると思うのですよ。しかし日本語詞の中にいきなり英単語が現れても、それを何故?と感じる人はほとんどいないでしょう。これが作詞した方が音にのせるために選んだ言葉なのだと、納得するだけです。
同じように文字を羅列しているものなのに、こんなに意味が違うなんて。今まで全く気付きませんでした。そうなると、漫画の台詞やモノローグなども、よく考えれば、全く質がことなるものなのでしょうね。歌、小説、詩、漫画などなど。私にとっては何が一番ということはなく、その時々でどれを選ぶのはまさに気分任せだし、どれも感受性を刺激してくれる素敵なものたちです。

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