なぜか怖いけど見てしまう

なぜか怖いけど見てしまう、聞いてしまうものってありませんか?
わたしはおばけとか、グロテスク系のものは苦手なのでそれらは好んでみることはないのですが…自然災害の脅威とか遭難とかそれ系のは自身への戒めを込めて見て結構調べたり見たりしてしまうんですよね。
最近YouTubeで遭難事件を紹介するチャンネルを見つけて、時間があるときにラジオ代わりに聞いています。
山岳遭難、海での遭難…どれも本当に怖いなって。
遭難する人、もちろんはじめから遭難するつもりで出かけてないし、なんなら楽しい気持ちで探検を楽しんでいたはずなのに、ちょっとしたことがきっかけで大変な思いをしてるんですよね。
山だったら天候を読み違えたとか、近道をしようとしたけど間違えて迷ってしまったとか、ハイキングのつもりで軽装備で来てひどい目にあったり。
山の遭難も本当に過酷で恐ろしいですが、圧倒的に聞いてて怖いなと思うのは海底洞窟遭難ですね。ケイブダイビングでの事故です。
ケイブダイビングはかなり危ないスポーツの上位にくるそうですし、プロのダイバーですら事故を起こすことがそれなりにあるようです。
わたしはケイブダイビングどころかダイビングすることすらありませんが、聞いてるだけで苦しくなってきます。本当に怖いです。
きっと海の中は自分が思ってる以上にきれいなんでしょうが、わたしは動画や図鑑などの書籍にのってる写真だけで満足することにします。
簡単なハイキングはしたいけどダイビングはたぶんよほどこのことがない限りすることはなさそうです(笑)

半沢直樹

最近、ドラマの「半沢直樹」を見る機会があったので視聴してみました。
ちなみに2013年版と2020年版どちらも見ました。
以前、放送されたとき大変話題になっていたのは知っていたのですが、そのときは見る機会を失って結局みることができませんでした。すごくきになっていたんですけどね。
半沢直樹の原案は池井戸潤さんの小説半沢直樹シリーズです。
2013年版は『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』、2020年版は『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』だそうです。
ドラマは、非常に面白かったです。さすが池井戸潤さん。
池井戸さんって、元銀行員なんですよね。だから金融業界や融資を希望している企業のお話がリアルで非常におもしろいです。
ちなみにわたしは、池井戸さんの小説だと『陸王』という足袋業者が、生き残りをかけてランニングシューズを開発していくお話が大好きです。ドラマも見ました。
半沢直樹、ドラマ版非常にキャラも濃くいて、迫力もあって、スリリングでした。
ちょっとずつ見ようかなと思ってたけど、面白くて気づけば一気見です。寝不足です。
ドラマがこれだけ面白いということは、きっと原作小説も面白いですよね。
よし!今度は小説も読んでみよう!

攻略本

最近YouTubeなどで、昔のテレビゲームを攻略する実況動画を見るのにはまっています。
子供の頃、我が家にもゲーム機があったんですが、わたしがまだ小さかったのと、普通にゲームがうまくなかったのでまったくクリアすることができませんでした。
なんならクリアっていう概念がないというか、ちょっと遊んでクリアできなかったところで終わりみたいな。
下手くそなりに、クリアどころか序盤しか進めることができなかったとしても、それでもゲームをするのは大好きでした。
近所に住んでるゲームのうまいお友達や、お友達のお兄ちゃんが自分が全然できなかったゲームをすいすい進めているのを横で見るのも大好きでした。
レトロゲーをプレイしている実況動画は、そんな昔の懐かしい思い出が蘇ります。
普通に操作が難しいなあっていうのもありますが、昔のゲームって「攻略本」というものがあって、そこにプレイのヒントとなることが書かれています。
いわゆる裏技なんかはだいたいこの攻略本にかかれていたようです。
わたしは当時まだ子供だったので、攻略本を自分で買うことができなかったし、そこまでクリアを求めてたわけじゃなかったので、攻略本というものを見たことがなかったです。
今になって、レトロゲー攻略動画を見ると、こんなのどうやったら見つけられるんだよっていう謎の行動をしないとクリアできないものが多い事に気づきました。
これらのクリアするのに必要な謎行動をじゃあどこで知るのかといと、攻略本だったようです。
なるほど、昔はゲームと攻略本セットで売れる感じたんですね。
今はインターネットですぐに攻略法やプレイ方法が調べられるので便利になりましたね。
けど、多分当時は攻略本を買って攻略するというのもまた楽しかったのかもしれません。
もう昔のゲーム機はとっくになくなってしまったけど、またプレイする機会があったら大人になった今プレイしてみたいなって思いました。

和菓子

先日友人と話していて和菓子の話題になったのですが、そこで耳慣れない和菓子の名前を聞きました。

「水無月」という和菓子だそうですが、私は水無月というと6月の異名だということしか知らなくて、その場で検索しつつ友人の話を聞いていました。

和菓子の水無月は主に6月30日に食べられるもののようで、基本的に京都でよくある風習のようです。

1年の折り返しであるこの日に行われる「夏越祓(なつごしのはらえ)」の時に食べられるお菓子なのだとか。

ちなみに元々は6月1日に氷を食べて無病息災を祈願する行事が室町時代の宮中で行われていたそうなんですが、当時氷なんて超が付くほどの高級品だったので、氷のかけらを模した和菓子が生れたとのこと。

なお水無月は白い外郎(ういろう)生地の上に甘く似た小豆を載せて、三角形に切られたお菓子です。言うほど氷っぽい見た目かなぁ……?とは思いますが三角形が氷のかけらや氷の角を表現しているようです。

というのも、昔は大きな氷の塊を刀で削り出していたのでそういった鋭利な図形のイメージだったのですね。

そして小豆のは邪気払いや厄除けの力があるとされており、当時の人は良く考えるな……と感心しました。

氷(水無月)を食べるのは暑気払いや夏バテ防止のためだったそうですが、年々気温が上がってる現代こそこの祈願をしたいかもしれませんね(笑)

大吉原展

先日連休の間に上野の大吉原展に行ってまいりました。

吉原については、様々な漫画のモデルになっているので、なんとなく「江戸時代くらいの大きくて華やかな遊女たちの街」くらいの知識はあったのですが、ちゃんと吉原についての勉強をした覚えはないな……という感じ。

でもさっき言った通り色んな漫画に出てくるじゃないですか吉原って。ミーハーと言われるかもしれないですけど、それが理由で興味だけはあるんですよ(笑)

実際行ってみれば随分と知らない事ばかりですし、有名な日本画家たちによる絵や説明書き、その他展示品を食い入るように見てしまいました。じっと見ていると本当に時間がいくらあっても足りないくらいで、体感2時間以上はいたように思います。

美術展や博物館に行く度に思うのですが、ああして当時のものが未だ遺されているとに感慨深くなりますね。帳簿のようなものだとか、地図だとか、実際に当時の人間たちが日常的に触れて利用していたものは絵を見るよりも、現代を生きる私たちが過去に近づけるような気がしてワクワクします。

それとは別に見ていて個人的に心に残っているのが、日本で初めて遊女を油絵で描いた作品でした。

基本的に遊女たちの絵は、というかあの時代あたりの女性の人物画は、個性を削いだようなさらっとした目元にディティールの細かいところが描かれないあの感じ(と言って伝わりますかね)だと思うんですが、油画の作品はしっかりと目鼻立ちが分かるように写実的に描かれていたんです。

衝撃でしたね。あの日本画の感じでも、昨今の漫画やドラマで見る印象よりも、そこに描かれていたのは「現代人にもいそうな割と普通の人」だったので。

歴史ドラマで見る華やかに飾り付けてお化粧をしている美女、というより(たまたまモデルの女性がそうだっただけかもしれないですが)目元は凛としているものの、ちょっと疲れたような顔立ちと痩せて見える頬。

あっ意外と人間って変わらないんだ。と思ったんです。過酷な肉体労働でこうなったのかな……なんて思いもしました。

でも説明書きを見て見れば、そのモデルの女性は「私はこんな顔ではありません!」と泣いてしまったそうな(笑)

自分で鏡で見る顔と他人から見る顔は違って見えると言いますし、現代でも自分の写真を見て「え?なんかブスじゃない?!」と思うことも度々ありますしきっとそういうことかなと思います(笑)

そしてこの大吉原展の目玉、順路の一番奥には遊郭を再現した大きなジオラマと人形があるのですが、精巧な作りが見事なので、これは是非実際に見に行ってほしいと思います。

ニシンのパイのあの子

先日、久しぶりにジブリの魔女の宅急便の映画が見たくなりレンタルしてきました。(ジブリ作品は動画配信がないからレンタルしにいかなきゃいけないのが地味に大変です)
魔女の宅急便は子供の頃、大好きで、お母さんにお願いして、アニメ絵本を買ってもらい擦り切れるほど読みました。
かわいい女の子のキキがほうきにまたがり、黒猫のジジとともに新しい街へ飛び立つというシチュエーションが子供心にすごくワクワクして憧れました。
魔女になりたいななんて思ったりして、おまじないとか占いの本も良くよんだくらいです。
大人になった今、映画を見てもすごく楽しめたし、やっぱりいいなあってなりました。若い頃のドキドキ、好奇心、青春……すべてが詰まっていて甘酸っぱい気持ちになります。
ただ一つ、大人になって見て少し考え方が変わったなと思ったのが、ニシンのパイを受け取る女の子についてです。
子供の頃はおばあちゃんが一生懸命作ったパイをツンとすましながらキキに「わたしこのパイ嫌いなのよね」と言い放つこの子のことが嫌いでした。
けど大人になれば、女の子の事情や気持ちもなんとなくわかるというか……。
「このパイ嫌いだからもう送らないで」
こう、おばあちゃんに言えば毎年送られてくることもなくなるかもしれないのに、この子はそれを伝えてないんですよね。
もしかしたらおばあちゃんに会ったときは笑顔で「いつもありがとう、美味しかったわ」と言ってるのかもしれません。
直接文句も言わず、ちゃんと受け取っている子が、たまたま同世代のキキに本音が漏れただけなのかもしれません。
もちろんこれは憶測ではあるんですけど、小さい時はここまで考えることができなかったです。
子供と大人ではやっぱ見るところが変わるんですねえ。

桜の開花予想

2月に入ってから急に暖かくなったかと思えば突然寒くなったり雪が降ったり……と天候に振り回される日々が続いていますね。

先日春一番が吹いたそうですが、雪が降る日もあり……にも拘らず花粉だけは毎年変わらず春の訪れをまざまざと知らせてきます。

そんな中ですが、嬉しい方の春の知らせもそろそろ届きそうです。

何かと言われればそう、タイトル通り桜の開花時期の予想が今日発表されました。

一番早くソメイヨシノの開花が予想されているのは東京の3月19日。平年並み~平年よりも早く、3月中旬以降の暖かさで桜の蕾の成長が加速するようです。

さて、出だしで気温の落差が激しい旨を書きましたが、それこそが桜の目覚めには必要な要素なのだとか。

桜は花が散った後の夏に新たな花芽を作る準備をしますが、秋から冬にかけては休眠時期に入ります。その休眠から目覚めるためにはさらに厳しい寒さが必要となり、これを休眠打破と呼ぶそうです。

そこからぐんと気温が上昇すると、それに比例して蕾が成長し開花するんですね。

それで言うと、今年は2月の間にうんと寒くなったり暖かくなったりを繰り返したので、開花時期が少し早いのかもしれません。

ちなみに桜の種類ごとに開花時期などが異なり、上記の開花予想はソメイヨシノのものになりますが、河津桜はすでに八分咲きを迎えているそうです。

もう少し暖かくなって風も吹いていなければ、外でゆっくり読書なんかもよさそうだなと思います。ただ花粉症の脅威に晒されるので結局室内で桜が見えるところから……とかになりそうですが(笑)

突然の歯痛

先日、優雅に読書を楽しんでいた奥歯に嫌な痛みが走りました。
あれ?って思ったけど、ちょっと様子をみようかなと思って気にしないようにしていました。
ところが、翌日も痛い……。しかも前日よりも明らかに痛みが強くなっている。
歯医者に行こうにも日曜日だったため、とりあえず痛み止めを飲んでやりすごすことに。
けど、痛み止めを飲んでもそこそこ痛い。薬が切れたら強烈な痛みが!
歯痛ってどうしてこんなにも痛いんですかね。頭を突き抜けるような耐え難い痛みです。
翌朝、朝一番で近所の歯医者さんに電話して飛び入りで見てもらうことになりました。
かかりつけの歯医者さんは、その日は予約で埋まってるから別の日はどうかと聞かれたけど、あまりにも痛いのでなくなく別の歯医者さんをあたることに。
駅前の結構大きい歯医者さんが、当日でも見てくれつというので最新鋭って感じのレントゲンを撮ってもらうと、下奥歯の親知らずに隣接している歯に大きな虫歯が……。
以前見てもらったときはなかったと思うんだけどなあ。
下奥歯の親知らずは真横に生えていて、半分歯茎に埋まっています。その埋まっているところで隣接している隣の歯がやられていました。
ここはたしかに歯ブラシ通らないよな……。すぐに治療してもらって、痛みは収まりました。
が、新たな問題が!いくら治療したところでこの横向きの親知らずがあると同じことが起きるから被せ物をする前に抜いてくださいと言われました。
横向きの親知らずってたしか抜くの切ったり砕いたりするやつですよね……。怖すぎる!
けど抜かないわけにはいかないからな。なんなら反対がわの横向きの親知らずも抜かないと同じことがおきるっていわれたからどっちも抜く必要がある。
とても怖いです。けどまたあの激痛を味わうのも嫌なので頑張って抜いてきます……。

おろち

みなさんは楳図かずお先生の「おろち」という漫画はご存知でしょうか?
漫画が描かれたのは1969~1970年と古いものですが、一度2008年に実写映画化もされています。
楳図かずお先生といえば、「漂流教室」や「まことちゃん」あたりが有名ですが、「おろち」も隠れた名作です。(隠れてはないかもですが笑)
「おろち」の概要ですが、年を取ることがない不思議な力を持つ美少女「おろち(タイトルは主人公の名前だったりします)」が、数奇な運命をたどる人を見つけて、その人生を長い時間かけて見届けるといったお話です。
オムニバス形式で、一話ごとにさくっと読めます。
さくっと読めるといっても内容は結構重めです。
おろちがこの人だと決めて、追いかける人物はだいたい不幸な生い立ちです。
たとえば、18歳の誕生日を迎えると化け物のように醜くなってしまう美人姉妹だったり、
殺人現場を目撃してしまったけど嘘つきで有名なために大人に訴えても誰も信じてくれずひたすら命を狙わてしまう男の子だったり、名家に生まれながらも姉妹で常に優劣をつけられ悲しくも歪んでしまった妹だったり…と設定がすでに重い(笑)
これらもともと不幸な生い立ちや環境にいるおろちに観察される人たちを中心に、またさらに大きな事件が起こります。
重い上に結構怖いです。
怖いといってもお化けとかそういうのじゃなくて、いわゆる「人怖(ひとこわ)」系です。
嫉妬や復讐心などの人の醜さや心に潜む闇にフォーカスされています。
あとは個人的に昔の作品なので、今とちがう昭和の雰囲気が好きです。
服装や文化、言い回しなんかもちょっと今と違うので新鮮です。
まだ読んだことがないというかたはぜひ!!オムニバス形式なので読みやすいですよ。

人魚の伝説

私は好きで「ちいかわ」の漫画連載をX(旧Twitter)で読んでいるのですが、3月ごろからずっと連載している通称セイレーン編が今話題になっているのをご存知でしょうか。

最近ではそのクライマックスを迎えており、不定期の更新が待ち遠しくて仕方ないのです。

物語の顛末は、実際にXでナガノ先生の連載を読んでいただくとして、その中で話題になっている人魚、もとい八百比丘尼伝説について様々な考察がなされていて私も興味を持ちました。

八百比丘尼(やおびくに)とは伝説上の人物で、人魚の肉を食べて不老長寿を手に入れた比丘尼のことです。北海道と九州南部以南を除くほぼ全国でその伝承が残っていると云われ、地域によっては伝承の細かな部分や呼び方なども変わるようです。

なぜ八百という数字が付くか、と言えば、様々な伝承がある中で共通しているのが、彼女が800年の時を生きた、という点からでしょう。

その後の彼女の行方も様々で、若狭の国で入定(僧などが断食の修行の末に魂が永遠になること、岩窟などの密室に籠り長い瞑想に入ったように入寂すること、つまり僧が亡くなること)したと云われることも、千年生きたと云われることも、千年のうち二百の寿命を人に譲り入寂したとも云われることもあります。

室町時代にはこの伝承を利用した旅芸者や歩き巫女がいたり、布教活動に利用されたりしてたのではないか、という記述も見かけたので、様々な地で伝承が残っているのはこういう背景もかかわっていそうだなと一人で膝を打っていました。

調べれば調べるほど奥深いというか、地域に根付いた伝承というのはとても面白いなと実感します。

さて、実際のところ、ナガノ先生がどこまで考えられてちいかわを描いているのかはわかりませんが(笑)こういった話題提起がされることも多いのでついつい注目してしまいますね。

本日の更新も(あるかわかりませんが)楽しみなところです。とうなっちゃうんでしょう……ちいかわ……