Monthly Archives: 11月 2018

本が鎖に繋がれていた時代

先日、絶版になっているのだけど、どうしても読みたい本があったので、図書館に行ってきました。館内のパソコンで検索すると、その本は書庫にあるとのこと。司書さんにお願いして、取って来てもらわなくてはなりません。そこでいつも思うのが、書庫はどれくらい広いのだろうということです。私の住んでいるところでは、時々見学会が催されたりもするのだけれど、時間が合わずに行ったことがないのですよ。
おそらくは薄暗くて一定の温度に整えられた部屋に、電動で動くタイプの書棚がぎっしり並んでいるのでしょう。表の書架に並んでいるものと比べたら、どちらが多いのかしら。やっぱり人目につく表? それとも蔵書を集めている地下の書庫? なぜか、海外の美しい図書館を思い出しました。
いかにも歴史がありそうな建物の中に、革張りの厚い書籍が並んでいる様子は、写真で見ただけでも圧巻でした。そういえば昔印刷技術のなかった時代、本は書き写すしかなかったため、とても高価だったのですって。そのため、鎖で棚から持ち出せないようになっていて、そこで読むしかなかったものもあったそうですよ。今はクリックひとつでデータが買える時代ですから、出版業界も、ずいぶん発展してきたものです。

心癒してチャレンジ開始

友達が自分にぴったりのファッション誌を探しています。女性の雑誌は種類が多いからですね。表紙を見れば大体の傾向がわかるといっても、本当に気に入るものを見つけるのは大変でしょう。しかしあの中身は、宣伝の割合が多いですよね。初めて見た時は、びっくりしてしまいました。
昔は毎月何種類も購入していましたが、今はそんなこともなくなって、美容室や銀行、あるいは病院の待合室でちょっと見る程度です。友達とページをめくって盛り上がり、あれこれ冒険、研究していた頃が懐かしくはあります。でも今はそれぞれ定番の服装も決まっているから、この状態も落ち着いていていいのかもしれません。メイクの仕方や小物遣いなど、いろいろ貸し借りしながら、ずいぶん楽しみました。
あれが輝かしい青春時代と言うのかなあ、とぼんやりと思っている今は、すっかり心が枯れてしまったかのようです。ただこういうのは年齢の問題ではなく、考え方によるのだと実感してもいます。それこそ大好きな本でも読みながら、ゆっくりくつろいでいれば、また気力も復活するでしょう。服装は落ち着いても、世界には知らないことがたくさんありますし、新しいチャレンジを見つけられるかもしれません。