子守りはママとタブレット

近所に住んでいる幼稚園児が、ママのタブレットを使って、電子書籍で絵本を読んでいました。そんな時代になったのかと感心していたら、幼児はしっかり操作して、朗読機能を使い始めたのですよ。なるほど、最初は読んでいたわけではなく、画面をじいっと見つめていたのですね。まったく感心してしまいます。
その子のママは、となりで息子を観察しつつ、これまた電子書籍で読書をしていました。ちなみにこれは、病院の待合室のことです。まったく、便利な世の中になりました。ただ母親に絵本を朗読してもらって育った年代としては、ちょっと寂しい気もします。でもみんながこの状況に満足しているのならば、問題はありませんよね。家や幼稚園では、大人が読み聞かせをしているのかもしれませんし、もしかしたら兄弟と一緒にページをめくっているのかも。想像するとあまりに愛らしく、思わず笑みがこぼれました。
そんな私の前で、たぶん友達でもない小さな子が、その子のタブレットを覗きこみました。考えていたのとまったく同じことが起こり、どうするのかと見ていたら、大人しく並んで画面を見入っています。その上からママさんも見つめていて、傍から見ていてとても愛しく感じました。

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