近隣最後の書店のために

本好きの知人と、とある出版社の新刊がなかなか書店で見つけられない理由について話をしました。私より長くそのシリーズを愛している彼女曰く、置かれている期間がとても短い場合が多い、とのこと。しかも入荷する冊数も少ないのですって。だから、出版日に買いに行くくらいでないと購入は難しい、と言っていましたね。そうやって回転を早くしているということでしょうか。
でも忙しい時もありますから、必ずしも、発売日当日に買いに行けるとは限らないのが、大人の辛いところです。そうなるとつい、インターネットで購入、ということになってしまいます。もちろんそれもいいのですよ。ただ最近、近所の書店が続けて閉鎖してしまったので、地元にお金を落としたいなあと考えたりもするのです。私は夢中になると、それだけを集めてしまうタイプなので……どうしたものでしょうね。
と、そこまで考えて、はたと気付きました。事前に予約をすればいいのですよね。買いたい人がいるとわかれば、お店も、その分をとって置いてくれるでしょう。よし、今度からそうしよう!と思い至り、気分がいっきに明るくなりました。何十分もかけずに行ける、最後の砦。ぜひ、生き残ってほしいのです。

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